やべw
ついうっかりミクシィ日記でいいこと言っちゃったので、しかも私の中ですごいすっきりしちゃったので、引用して晒してみる。
今頃になって読んでいる、戯れ言シリーズ最終巻、ネコソギラジカルについて。(しかもまだ読み終わっていない。現時点で下巻三分の一くらい。この時点での感想だということを念頭に置いてお読みくだされ。しかも長いよ。)
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ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)
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そんなわけで終了後、しばらく積ん読にしていたネコソギラジカル上・中を読破。相変わらずの戯れ言っぷりです。心地よい停滞。
…と思っていたのに。なんか前進してるし。成長してるし。
なんで?いーちゃんは停滞しているものじゃないの?戯れ言が全然心地よくないよ。誰彼かまわず「愛してる」とか言っちゃって、しかも一月前にみいこさんに振られたばっかりなのに友にプロポーズまでしちゃうし。なにこれ。
空回りし続ける心地よさが無い…。こんな所でまで現実なんか見たくないよぅ.・゚゚・(/△\)・゚゚・.
追記:
戯れ言使いについての戯れ言。インスパイアです。チラシの裏。でもミクシィとチラシの裏って同義語だよね?
振り返ってみると、始めにこのシリーズを読んだ時にはものすごくこの人の存在の必要性がピンと来なかった。戯れ言使い戯れ言使いってやたら強調するけれど、それに何の意味があるのか?戯れ言、子どもの駄々のように無力な言葉を攻撃方法にすることに何の意味があるのか?
というか、戯れ言ごときを投げつけられて何でみんな退散しちゃうの?
最終巻まで読み進めてきて、やっと分かったような気がする。戯れ言による停滞とか、それによって生まれる距離とか、そういう物が無駄で無意味で抗いがたいからなんじゃないかなぁ。
だって、戯れ言使いって要はニートでしょ?自らは何もしない。したがらない。他人のためにも自らのためにも、役に立とうとしない。しかもタチの悪いことに、いーちゃんは頭の切れるニート。それにまともに相対しようという考えるのがもうどうしようもない。何もしないやつをどうにかすることは出来ない。何かするように促すか、あとはプチ倒すしかない。
でも戯れ言、何もしないことを武器にしているいーちゃんに更正は不可能。あとはもうこちらの取れる手段は、だだっ子みたいに泣きながらべしべし殴るしかない。
そうしたストーリーが、いーちゃんが本当にある意味最強のヒーローで、しかも何も考えずに読めて楽しめちゃうから戯れ言シリーズは私にとってはすごく小気味がよいし面白かった。けれど、最終巻ネコソギラジカルでいーちゃんは成長を決意してしまった。友ちゃんを殺しても成長しようとしてしまった。これはだめだ。もはや戯れ言使いじゃない。本気が入ったら戯れ言使いじゃない。
現段階でまだネコソギラジカル下巻を三分の一くらいしか読んでないから何とも言えないけれど、まぁ戯れ言シリーズが終了するにはこうした終わり方しかなかったのかもなぁ…。戯れ言使いがその名前を放棄するしか。こうしてまた、一人のニートが社会へと復帰したのでした。うーむ。
どうでもいいけど、こうして外枠だけ追っていくと、戯れ言シリーズの内容ってルサンチマンに似ているよね。漫画の。うわ、これはすごい屈辱的だ(笑)ルサンチマンと戯れ言使い。うわ、これはすごく酷いw 自分で言っててすごく酷いw
この状況はあれに似ている。以前サークルの先輩がしきりに映画イノセンスを褒めていた時。で、具体的にどこに心酔しているのか突き詰めたら「人形(人外)と人間との境界の邂逅」って所だったからついうっかり口を滑らして「じゃあイノセンスとちょびっつって似てますね」って言っちゃったくらいの失言だわw ちなみにそれを聞いた先輩はものすごく落ち込んでいた。しかもぐぅの音も出ないほどに。さらにそれ以降、その先輩がイノセンスについて語っているのを見たことがないw
ごめん、あの時はちょっとすっきりしました、ここだけの話w
ごめんね、最後のオチが我ながらひどいやw でもすごいすっきりだw