トーマの心臓

トーマの心臓 (小学館文庫)

トーマの心臓 (小学館文庫)

☆☆☆☆☆
萩尾望都、すごい。
11人いる! (小学館文庫)しか読んだことがなかったけれども、これも名作と呼ばれるだけあって、なにもかもが圧倒的。
現代の作品でなくて良かった。少年同士の愛だなんて、現代ではただの腐女子狙いになってしまう。801なんかでもない。そんなもんじゃない。これは神話だ。
女性の描く少年だからこそ到達しえる神話だ。
なんといって評していいのかわからない。とりあえず、これからしばらく私の中で萩尾望都の大ブームが来ることは確実だ。