緊急事態!!

足の骨を折りました。

 っていうか、正確には左足の小指でしかもヒビなのですが。
それでもうちの人生トップ5に入る大事件。今まで大きな病気にあった事はあっても、大きな怪我にはあった事なかったのに・・・。



 発端は、一昨日。所用で大学へ行った帰りの事でした。
 ちなみに私はこの日、すごくかかとの低いサンダルを着用していました。途中でうちの相方さんと合流して、日も暮れた事だしさて帰ろうかと大学前のわりと急な坂道を下っていたところ、
  何もないところで転倒。
 そして激痛。しばらく地面に伏して動けなかったわけですが、その間、(あー、なんかこれって見覚えあるなー。あー、こないだ見た二十四の瞳でおなご先生が同じような目に遭ってたなー)とかあまり関係のない事を妄想、現実逃避。
 痛みの波の一陣が去った後、相方さんに荷物を全部持って貰いながら数歩歩いて、自販機の灯りで現状確認。この時はまだ、まさか骨折しているとは夢にも思っていないので、あー捻っちゃったなぁとか思いながら膝小僧にバンドエイド。
 そのままサンダルをはき直して坂を下りきったのですが、上りに転じたところあたりから(っていうかあの辺の地理はほんとにひどい構造をしていると思う。下って上るんだったら、埋めて平らにしちゃえばいいのに)だんだんと左足が痛くなってきました。
 しかし帰らないわけには行かないので、相方さんに肩を貸してもらいながらなんとか駅を目指します。途中のコンビニで相方さんがおでこ冷やしシートを購入してくれたので、サンダルを脱いで装着。サンダルがはけなくなりました。
 仕方なく片方裸足で、けんけんしながら駅へ。気分はもう唐傘お化けです。傍目にはずいぶん痛々しく映った事でしょう。この頃、空では雷がどんがらと鳴り響き、大粒の雨が降り始めようとしていました。
 そんな事をしている間にも、どんどん足は痛くなります。この頃には、痛さから気を紛らわすためか、私の口から意に反してどうでもいいおしゃべりが続いていたような気がします。でも何を話したのかかけらも覚えていません。ちょっと朦朧としていたのかも。
 相方さんに支えられて、気合いで駅に到着。しかし地下鉄の駅だったため、目の前には地獄へ続くかのような、底の見えない階段がひとしきり。
 正直、どうやって降りたのか記憶にありません−−;
 でもなんとか降りました。降りたところで、もう自力では一歩も動けないという事を(ようやく)悟りました。
 相方さんが頑張って私を背負っていこうとしてくれたのですが、自分の荷物と私の荷物をすでに担いでいるのに、さらに私を運ぶ事などできようはずがありません。二回ほど頑張って貰ったところであきらめて、駅員さんを呼びに行って貰いました。
 駅員さんは車椅子を持ってきてくれました。すごいね、東京メトロは車椅子標準装備みたいです。びっくりしました。
 駅員さんは、どうも私が駅構内で転んだと思ったらしく、湿布と包帯を巻いてくれました。いい人でした。
 そいで無理矢理電車に乗って地元駅に帰りました。さすがに、相方さんも心配してついてきてくれました。自宅から迎えに来てもらえないかと思い家族に電話をしてみたのですが
  全員爆睡。
 仕方がないので駅前からタクシーで帰りました。相方さんがうちの家族とはち合わせると、状況的にややこしい(というか説明とかめんどくさい)と思ったので、相方さんにはお礼を言って帰ってもらって、自分はそのまま布団に直行。体重さえかけなければ痛くはなかったので、そのまま就寝。
 ここまでが、一昨日の出来事でした。


 そいでもって次の日(つまり昨日)。
 起きてきた家族にすごいびっくりされて、朝イチで近所の総合病院へ。受付を済ませて車椅子を借り、しかしそこで2時間またされ、ようやく整形外科の診察室に入ったかと思ったら5秒でレントゲン室へ。ここでも30分は待たされ、5分でレントゲン撮影終了。整形外科に戻って待合室にて30分、ついに骨折宣告。言われるまでずっとねんざだと思っていたので愕然。愕然としたまま治療室へ搬送され、そこでまた30分待ち。この辺りで確か地震があったのですが、私は初めての骨折にショックを受けていたのでわりとどうでもいい物でした(スミマセン)。
 そんでギプス(?)をつけてもらって終了。なんか、うちの中のギプスのイメージって石膏とかでぐりぐり固めるもんだと思ってたんだけど、どうやら水をかけるとやたら暖かくて柔らかくなるという不思議なシート状の物で出来ている様子。乾くとがちがち。それを足に巻き付けて、包帯で固定して、家に帰されました。
 足がでっかくなったので靴もはけません。
 自宅に帰ると、マミーが自分のストッキングを犠牲にして包帯がずれないようにかぶせてくれました。そんで、こんなんなりました。

 右が元気な足、左がギプス+包帯+ストッキングの骨折足です。
 でっかくなったなー。

 そんなこんなで現在怪我人です。いつ頃治るのか、先生に聞きそびれました。
 ありえないのは、月末に私学教員適性検査がある事。この足で移動できるのか。
 もっとありえないのは、この惨状をバイト先の上司に伝えたら「20日入れる?」と聞かれた事。入れるかっ!